−番外編−

  邦楽盤のお気に入り


  これを聴かずして日本のミュージック・
  
シーンは語れない!と自負する作品を
 
 選んでみました。  

 
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 特選盤編 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



album

      title  /   artist         <寸 評>

ゲバゲバ90分!ミュージックファイル / Hiroshi Miyagawa

1998年作品。日本のテレビバラエティ番組史上に燦然と輝く伝説の番組、「ゲバゲバ90分!」。この番組で使われたBGMのうち、現存する27本の音楽マスターテープから厳選され収録したものです。一発録りの荒削りな部分はあっても、テレビ黄金時代の勢いを体感できる素晴らしい音楽といえます。テーマ曲のみならず、様々なシチュエーションで繰り返し使われた番組内のバック・グラウンド・ミュージックでさえも、もう20年以上も番組を見ていないのにもかかわらず「あ〜この曲もあったな」と思い出せるほど、脳裏に焼き付いてしまってる。ゲバケバを知っている世代の人は、オープニング・テーマが流れてきた瞬間、あの時代にタイム・スリップすることでしょうー。ジャパニーズ・ポップスの代表的作曲家・宮川泰によるキュートでオシャレなサウンドが満喫できます。


急いで口で吸え! / スネークマン・ショー

1981年作品。プロデューサー、作曲家の桑原茂一、俳優の伊武雅刀、DJの小林克也の3人によって結成された伝説のユニットである。当時、ブラックなギャグの後に絶妙のタイミングで先鋭的な音楽をかけるという同名ラジオ番組で注目を集め、YMOとのコラボレーション作品「増殖」での成功によって、遂にはレコード・デビューを果たしてしまったスネークマン・ショーの1st。!YMOとの協力を得て制作された本作は、ある意味ではYMOを上回る異常な受け方をしたアルバムで、ショート・コントのドラマが多数あり、非常に愉快な内容となっている。ドラマ間に登場する曲もバランスよく収録され、まさに歴史的迷盤(名盤)といった感じである。


SAYONARA Disney's FANTILLUSION!/ Tokyo Disneyland 

2001年作品。1995年スタートから約6年にわたり東京ディズニーランドで愛され続けたパレード、”ディズニー・ファンティリュージョン!”が2001年5月15日にファナーレを迎え、そのパレードで使用されていたテーマ・ミュージックがメモリアルCDとして限定盤で登場!これを聴けば、あの感動のシーンと音楽が蘇り、本当に幸せな気分になれます。パレードは終了しても、”ファンティリュージョン”は、音楽と共にいつまでも心の中で輝き続けることでしょう。ディズニー・ファンなら必須アイテムである。でも限定盤なので、購入される方はお早めに。


ライブ + 1  / 村八分

1973年作品。実力派G.S.ダイナマイツのギタリスト山口冨士夫とチャーボーこと柴田和志;voを中心にしたストーズ・タイプの5人組。京都をベースに全国のライヴ会場を荒らしまくった伝説を持つカウンター・カルチャー・バンド。ステージでは、ドギツイメイクを施し、チャー坊の挑発的なアクション・攻撃的なボーカル、山口 富士夫の溜めの利いたギターが絡み合い彼等のステージを見た者は、一生涯そのインパクトを忘れられないとも評されている。ただ、彼等の演奏を見れた者は大変少なかったらしい。写真もめったに見れない。存在しながら”幻のグループ”、”伝説のグループ”と呼ばれていた。何といってもオープニングで「早くはじめろ!」と騒ぎ出す客に向かって、チャー坊が「うるせぇー」と一発かましてライブが始まるシーンは痛快である。尚、本作は以前、ライブ[完全盤]としてリリースされていたが、2001年に未発表スタジオ・レコーディング曲「ゴミ箱のふた」をプラスし、デジタル・リマスタリングされ、紙ジャケで再登場した作品。いずれにしろ日本語ロックの名盤といえる。


ひまつぶし / 山口冨士夫

1974年作品。’73年の京都大学西部講堂でのライヴ盤を最後に村八分を脱退した後、翌年発表したファースト・ソロ・アルバム。今回はオリジナルLP発売日の10日後に行われた74年4月20日、名古屋市公会堂でのライブで3曲のみプレイしステージを去ったという幻の音源がプラスされ、デジタル・りマスタリングで再登場。内容は現在にも通じる申し分無しのロッケン・ロール・アルバムで、後の日本のロックへの影響という点では、村八分よりこっちの方が大きいといえるかも。尚、ジャケットは発売当時のオリジナルデザイン+内ジャケに石丸忍氏による86年再発時のデザインを復刻した紙ジャケット仕様となっている。


DANGER ZONE / BLAZE

2004年作品。'70〜80年代にかけて日本のアンダーグラウンド・シーンで伝説的存在だった知る人ぞ知るバンド、ブレイズが20有余年の時を経て、作り上げた初のアルバム。池田繁久<g>と増田隆宣<key>が中心となり、ヴォーカルには元TWINZERの生沢佑一、ドラムは元NOIZ他の岡本サミュエルという実力者等が加わり制作された本作は「ディープ・パープル・スタイルのバンド」と呼ばれる如く、様式美を追究した正統派ハード・ロック・サウンドに仕上がっている。確かにイントロやサビの部分でモロにパープルやレインボーと思えるものがあるため、シビアなファンにしてみれば"パクリ"と思われても仕方ないが、おそらくこれは故意的にやっているもので、寧ろリッチー・ブラックモアに影響されたという池田繁久のリッチーに対する敬意の表れではないだろうか。全曲英詞ながら見事な歌唱を聴かせてくれる生沢佑一のヴォーカルも見事で、曲の完成度といい、演奏力といい、1曲目から10曲目までの曲構成と全体の流れが実に素晴らしく、非常にクォリティの高い作品となっている。それにしても日本にもここまでやれるハード・ロック・バンドが存在したなんて、まさに驚きである! ちなみに1曲目の”FIRE”は日本語版「遊☆戯☆王デュエルモンスターズTHE MOVIE-光のピラミッド」のテーマ曲となっている。


Theme Of ANNE / TOHRU FUYUKI featuring YURIKO
  アンヌのテーマ −冬木透・ウルトラウンジ・フィーチャリングYURIKO −

2000年作品。ウルトラ世代のためのヒーリング(癒し系)・ミュージック・アルバム登場!アンヌ隊員役ひし美ゆり子の落ち着いた朗読が始まるいやな、たちまちあなたはいずことも知れぬ時の中に引き込まれ体の凝った節々が静かにほぐれていくのを感じることでしょう。「ウルトラセブン」、「ミラーマン」、地球防衛チームのテーマなどのお馴染みの曲が、冬木透の手でリアレンジされ、ピアノ・ソロやフルート、オーケストラによってリラクゼーション・ミュージックとなり、ここに甦っています。また24ページブックレットも冬木氏や田口氏(特撮助監)などを交えての当時の秘話や若き日のひし美ゆり子さん(これがカナリ良い)のカワイイ姿(プライベートフォト未公開カットも含む)も満載で楽しめる内容となっております。


ルパン三世’71MEトラックス

1999年作品。全国の旧ルパンファンが熱望した、サントラが遂にCD化!このニュースに大喜びした人は少なくないと思う。山下毅雄が音楽をクリエイトした’71年放映の「ルパン三世」<通称:旧ルパン>の音源はマスター・テープが紛失したため、レコード、CD化は不可能と云われてきたが、全23話分のMEテープからなるべく効果音のかぶらない個所を選び、元のひとつの楽曲であろうと思われるところまで一曲づつ編集、そして出来るだけ聴きやすくする為に、「根性の続く限り」調整が行われて復元されて作られた労作である。主題歌が全種類入っていないのは、ちょっと残念であるが、以前、限定版のLDボックスに30曲収録されたものより今回は曲数も増えて大満足!通常のサントラCDと違って音質も良くないし、時々効果音がかぶっている事などから、不満に思う人もいるかもしれないが、努力によってあるはずのない物をつくってしまった、出るはずのない物を出してしまったというのは実に驚くべき事である。遂に念願かなって思う存分、旧ルパンの音楽を聴く事が出来るようになった...なんと素晴らしい事であろうか。関係スタッフのみなさんに感謝の念を込めて、惜しみない拍手を贈りたい。ありがとう、バップ!ありがとう!尚、付属のライナーノートは、謎の多い旧ルパン音楽についての詳細な解説書となっている。まさに至れり尽くせりだ!『“旧ルパン”ホンモノの音楽を聴く方法は、もはやこれしかない!!』


探偵物語 ミュージックファイル

1992年発売。私立探偵工藤俊作役の松田優作や脇役の成田三樹夫(服部警部役)らがコミカルかつハードに演じた人気TVシリーズ「探偵物語」(’79年日本テレビ系放映)の主題歌及び劇中使用BGMをアルバム化した第1弾!全曲ともこのCDが初の商品化であり、主題歌「BAD CITY」、「LONELY MAN」は、当時SHOGUNが所属していたソニーレコードの協力により、レコード・ヴァージョンとはアレンジが異なるTVサイズと予告ヴァージョンが収録されている。本作は、あくまでもオリジナル音楽を忠実に再現されており、選曲、構成においては、1枚のCDで音楽によるドラマの再現を試みた作品となっている。全22タイトル42曲収録。


HOTCH POTCH STATION Best Of Edogawa Sullivan Show
                   / GUTCH YUZO & GUCCHIES

2002年発売。グッチ裕三が出演するNHK教育TVの子ども向け番組「ハッチポッチステーション」の中で、エド・サリバンならぬ江戸川サリバンがショーを進行し、グッチがかつての洋楽ポップスをパロって,童謡とドッキングさせて歌っているコーナー"WHAT'S ENTERTAINMENT ? "からセレクトされたMTV曲集の第2弾。第1弾は邦楽のカヴァー曲が多かったのに対して、本作では洋楽ロックのカヴァー曲が多く含まれている。キッスの「デトロイト・ロック・シティー」と"おはなしゆびさん"、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」と"一週間"、「ハイウェイ・スター」と"アルプス一万尺"、EW&Fの「宇宙のファンタジー」と"母さんのうた"、エルトン・ジョンの「クロコダイルロック」と"おおブレネリ"、それにクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」と"犬のおまわりさん"といった数々の名曲をよくこれだけバッチリ合わせたものだとタダ感心するばかり。ロック・ファンなら非常に痛快な1枚といえる。こうなったらグッチ扮するデーブ・パープル、アース・ウインド&ドーナッツ、エルジョン・トン、グイーンの映像付きを発売されることを願いたい。特にグイーンは本物クイーンをドラマチックに再現されており、必見である。尚、現在CDは第3弾も発売され、第4弾も発売される予定。


ちょんまげ天国 〜TV時代劇音楽集

2002年発売。数々のTV時代劇から幅広い年代で選び抜かれた主題歌や代表曲がコンパイルされた全27曲入りの作品。「水戸黄門」、「銭形平次」、「江戸を斬るU」、「木枯らし紋次郎」、「遠山の金さん」、「子連れ狼」、「必殺仕掛人」などの主題歌のほか、「暴れん坊将軍」、「大江戸捜査網」、「大岡越前」、「影の軍団」などのテーマ曲が収録され、時代劇ファンなら、"涙モノ"のオンパレードといえる。こうやって改めて聴いてみると演歌からオーケストラ演奏による壮大な曲、フォークやポップスにムード歌謡まで、様々な音楽が見事にマッチしてしまうあたり、時代劇の奥の深さを感じてしまう。ホントに便利な1枚である。


ちょんまげ天国 in DEEP 大江戸サラウンド仕様

2003年発売。爆発的なセールスを記録した時代劇サントラ集「ちょんまげ天国」の第2弾。今回は、かなりマニアックな選曲で、「ぶらり信兵衛・道場やぶり」(ボニー・ジャックスや「弥次喜多隠密道中」(水原弘)といったまで登場してくる。個人的には、明治を舞台に勝海舟役の池部良と探偵で結城新十郎役の若林豪が事件の謎解きに挑戦するというストーリーとなっていた推理ドラマ「新十郎捕物帖・快刀乱麻」のテーマ曲「少女ひとり」(内田善朗)が収録されているのが実に嬉しい。この曲を聴くと当時、子供ながらに取り憑かれた様に見入った番組のワン・シーンが甦ってくると同時に今聴いても充分新鮮で、通用する"隠れた名曲"であるという思いに掻き立てられる。尚、本作は2枚組でディスク2は音響編。2台のプレイヤーを用意し、手作業で同時再生すると"大江戸サラウンド"が楽しめるという凝った仕様となっている。但し実際うまく聴くには少し練習が必要。


大江戸捜査網 オリジナル・サウンド・トラック

2002年発売。時代劇と侮ることなかれ。本作はサントラであると同時に玉木宏樹氏の意欲的な楽曲集でもある。意外な曲調に変則拍子の処理が施されており、メイン・テーマからしてスリリングな変拍子楽曲。制作の松竹/作曲の玉木氏共に、時代劇に馴染みが薄かったからこそ成立した冒険の数々。放送時に番組を見た方も本作を聴けば「こんな曲を聴かされていたのか」と印象の違いに驚嘆するハズ。"明日があるようでないような定め"という歌い出しのエンディング・テーマが未収録なのが残念であるが、本作リリースの意義は大きい。


必殺! The Best

2000年発売。シリーズ全30作から”殺しのテーマ”だけを集めた究極のベスト盤。必殺シリーズの音楽の歴史は、哀愁と躍動感が同居したマカロニ・ウエスタンの音楽を日本的情緒と日本歌謡曲独特のポップ感覚で再構成した「必殺仕掛人」のナンバーから幕を開け、そこから長い年月を経ながら、その時代時代に合わせて様々な新しいテイストを加えつつ、時代劇音楽の中でも極めて独創的かつ多彩なラインナップを形成するに至っている。各シリーズに登場する魅惑的な殺し屋たちの影となり、彼らの行動を補佐する旋律は、もはや、単なるバック・・グラウンド・ミュージックの域にとどまっていない。必殺サウンドの流れを一望回顧・統括するような内容で、まさにファンが望んだ決定盤といえる。


コカ・コーラCMソング集 1962−89

1962年から89年まで、コカ・コーラCMソングを一挙に54曲集めて作られた2枚組CD。CMソング第1弾となったフォー・コインズからピンキーとキラーズ、朱里エイコ、トランザム、矢沢永吉、J−WALK等々、その時代の旬なアーティスト達(全47組)による曲が収録されており、GS、ボサノヴァ、ソフトロック、フォーク、テクノ、ニューミュージック、洋楽やロックありとヴァラエティ豊かで、そのジャンルの幅広さは単なるCMソングの粋を遥かに超えている。山下達郎と松山千春が入っていないのは少々残念だが、殆どの曲が1度も商品化されたことがなく、またラジオ用CMからセレクトされたレア・トラックや初CD化音源が含まれているのは実に魅力的である。単独商品の、それも四半世紀以上の長きにわたって制作されたオリジナル・ソングをまとめたCM集は、おそらく前例のない作品といえるので、本作はまさにJ-POPの宝物といえるコンピレーション・アルバムといえよう。



<マニア向け編>

ウルトラQ ミュージックファイル

1999年作品。遂に出ました!円谷プロBGMコレクション・シリーズ。<ウルトラシリーズ>の原点「ウルトラQ」のテーマ曲をはじめとしたバックグランド・ミュージックをベスト選曲でアルバム化した第1弾!1966年放映、全91曲収録。音楽は、ジャズ・トランペッター出身の作曲家、宮内國郎が、その全曲を作曲。本CDの構成にあたっては「ウルトラQ」の代表的な楽曲を、録音順を念頭に置いて収録されており、最もオリジナルに近いセットを用いた結果、従来の盤に比して音質の向上を実現することができている。全てはこの作品から始まった!


ウルトラQ ミュージックファイルVol.2

1999年作品。テーマ曲別ヴァージョン、第2作「ウルトラマン」における使用曲など1枚目の未収録BGMからセレクトした「ウルトラQ」サウンドトラック第2弾。全99トラック(総収録曲数101曲)収録。音楽は第1弾と同じく宮内國郎が担当。これで「ウルトラQ」本編内で使用された曲のうち、マザー・テープが存在するものは他作品からの流用を除き、すべてを聴くことができます。
これが<ウルトラシリーズ>の原点だぁ〜!


ウルトラマン ミュージックファイル

1999年作品。<ウルトラヒーロー>の原点「ウルトラマン」の主題歌テレビサイズ全ヴァージョンをはじめとしたバックグランド・ミュージックをアルバム化したものである。1966年放映、全88トラック(音楽正味111曲SE7種類)収録。音楽は「ウルトラQ」に引き続いて宮内國郎が担当。巨大怪獣と戦う巨大な宇宙人ヒーロー像や、化学を駆使して活躍する特殊チーム(科学特捜隊)といった新たな命題に挑んだ彼は「ウルトラQ」の音楽世界をベースに置くことを守りながら、徐々にスタイルを整え、見事に”巨大ヒーロー”特撮作品の音楽における方法論を完成させたのである。


ウルトラセブン ミュージックファイル

1999年作品。主題歌「ウルトラセブンの歌」(TVサイズ)、英語詩による挿入歌「ULTRA SEVEN」、さらに音楽に重ねること無く代表的なSEも適宜収録した”ベスト・オブ・ウルトラセブン”。音楽は、円谷プロ作品を代表する音楽家、冬木透が担当。彼は、あくまでも古典的な管弦楽の手法を基本に、映像音楽の手練手管を随所に効かせて、ロマンティシズム溢れる香りが存在している。名匠・冬木透による<ウルトラ・サウンド>円谷プロミュージック・ワールドの原点がここにある!1967放映、全72トラック(音楽68曲SE4トラック)収録。


ウルトラセブン ミュージックファイルVol.2

1999年作品。主題歌別ヴァージョンの他、1枚目の未収録BGMからセレクトされている。アルバムの後半は名作「セブン暗殺計画」使用楽曲で構成した「ウルトラセブン」サウンドトラック第2弾である。前盤に比べると”マニアック”な仕上がりであるが、ほとんど全曲が劇中使用されたものであり、いずれも「ウリトラセブン」の音楽世界を構成する重要なナンバーといえるます。音楽は第1弾に続いて冬木透が担当。全99トラック(総収録曲数108曲)


帰ってきたウルトラマン ミュージックファイル

1999年作品。「帰ってきたウルトラマン」の主要音楽を聴きたい曲が選び易い1曲1トラックの形でアルバム化された作品である。”ワンダバ(MATのテーマ)”、挿入歌として使用されたPYGの”花・太陽・雨”まで収録された決定盤!1971年放映、全71トラック(音楽70曲SE1トラック)収録。音楽は「ウルトラセブン」に続いて冬木透が担当。今まで主演の団次郎とみすず児童合唱団が歌う主題歌のオリジナル・ヴァージョンは、レコード用フルサイズ、テレビサイズともに日本コロンビアだけがレコード、CD発売できるという原盤権を保有し、他のメーカーには過去に貸与された実績が無く、日本コロンビア以外から発売された本作関連レコード、CDの全てが他の歌手によるカヴァー・ヴァージョンが収録されるか、もしくは主題歌未収録によるリリースとなっていた。しかし今回、日本コロンビアの特別協力により、テレビで使われたオリジナルの1コーラス・ヴァージョンと、同タイプのオリジナル・カラオケの収録が遂にかなった画期的な作品といえる。
1971年放映、全71トラック収録。


流星人間ゾーン ミュージックファイル

1993年作品。「ゾーン・ダブル・ファイト!」ゴジラがセミレギュラーで登場した特撮テレビシリーズ。防人(さきもり)ファミリーとガロガとの戦いを彩ったBMGの数々がファン待望のCD化!(番組は1973年放映)。作品を魅力的な音楽で彩ったのは三沢郷。「サインはV」ほかのテレビ映画、「エースをねらえ(旧作)」、「デビルマン」ほかのアニメーションなど、テレビ劇伴を中心に活躍した人物である。三沢氏の手掛けた作品は、数曲の主題を設定し、それを様々にアレンジした楽曲を中心に全体を構築するという音楽設計に特徴がある。これは多彩なメロディメーカーである彼ならではの持ち味といえる。本作品では、主題歌のほか「流星ビクトリー」、「ゾーンファイトマーチ」の3つの歌曲のモチーフが縦横に用いられている。レコード化はこれまで「ゴジラ外伝・流星人間ゾーン」としてゴジラ映画のおまけのようなかたちでLPが出たのみ。本編のセリフなども入っていたアルバムだったため、純粋な音楽集として発売されたのはこのCDが始めてでしょう。


怪奇大作戦 ミュージックファイル

1996年作品。超科学を悪用した犯罪と戦うS.R.I.=「科学捜査研究所」の活躍を描いた一話完結特撮ドラマ。(番組は1968年から1969年にかけて放映)。主題歌とレコード用挿入歌を手掛けたのは、ダイナミックなアクションのオーケストラ指揮で有名な山本直純、劇中音楽が”しゃべるヴァイオリン”など空前絶後の冗談音楽で知る人ぞ知る超技巧派ヴァイオリン奏者の玉木宏樹が担当。音楽は、人間描写のためのストリングスやフルートを中心にした室内楽風のクラシカルな曲、サスペンス描写の普通のオケ曲、アクション、心理描写のジャジーな曲、そして怪奇性を描写するためのおなじみ「ヒュードロロ」系の音などを使ったホラー曲などが収められている。主題歌はTVサイズのみ収録(モノラル)。残念なことに、放映当時のレコード用の歌や、当時オクラとなった歌、劇中歌「死神の子守歌」は未収録となっている。もし次が発売されるのであれば是非、収録してもらいたいものです。とはいえ伝説的作品のオリジナル音源を集大成した決定盤!である。


仮面の忍者 赤影 ミュージックファイル

2001年作品(1967年録音)。今年、東映でのリメイク映画が公開される「赤影」のTV版の膨大な数のBGMがシングル・ヴァージョンやカラオケ等のオマケもタップリ収録した決定盤が、ついに2枚組で参上!音楽担当は、小川寛興。「月光仮面」(実写版)、「怪傑ハリマオ」から「素浪人天下泰平」、「花のピュンピュン丸」までも手掛けた大ベテランで、今聴いてもカッコイイ。(特に”白影のテーマ”)。”青影のマーチ”が”忍者のマーチ”の変奏だったってのにビックリ!テケテケとエレキの特殊奏法も効いてます。


太陽を盗んだ男 オリジナル・サウンドトラック

2001年作品。日本映画界の鬼才、長谷川和彦の伝説的作品が20年以上の時を経て初CD化!1979年当時、眩いまでに輝いていた沢田研二が初めて本格的演技に挑戦、原爆を1人で作り上げ、世の中をあざ笑う狂気をはらんだ平凡な一教師を淡々と演じて話題を呼んだ作品である。サウンドメーカーは井上尭之、アレンジは井上と星勝。超一流のサウンドクリエイタ−2人によるサントラだから、音楽のクォリティは高い。時にはラテン・パーカッションを駆使したファンク系、ヴィブラフォンが奏でるボサノバ風、テナーサックスがフィーチャ−されるジャズ、そして全曲を通して印象的なのが、切なく美しいメロディ。緻密にして大胆、繊細でいて激しいナンバーは、映像と切り離して聴いても、秀逸なイントゥルメンタル・アルバムといえる。尚、LP収録の台詞が権利上の関係で外されたのが実に残念だが、代わりに劇中ラジオ曲として流れるカルメン・マキ、高中正義らのヒット曲がボーナスとして収録されているのは、嬉しい特典である。


ルパン三世 念力珍作戦 ミュージックファイル

2000年作品(1974年録音)。幻の怪作「ノストラダムスの大予言」の併映作として公開されたルパンの実写版である。LDボックス収録はあったが、ビデオ化もされず、当時TV放映が数回あったのみ(ケーブルで先頃ようやく放映)。本作品の音楽を担当したのは佐藤勝で、コミック調を意識したイキのいい楽曲を多数書き下ろし、見事に実写による漫画映画といえる本作を音楽面からバックアップすることに成功している。ジャズ・フィーリングの手法が作品のイメージ創出に実によく貢献しているといえよう。嫌ってる人も多いが、原作テイストの盛り込み方が、個人的には気に入っている。ちなみにこの実写版は、ルパン三世役が目黒祐樹、次元大介が田中邦衛、峰不二子が江崎英子、銭形警部が伊東四朗というCASTであった。


あしたのジョー オリジナルサウンドトラック本命盤

2003年作品。長らく所在不明だった第1期「あしたのジョー」('70年4月から約1年半にわたり放映)の劇伴音楽のマザー・テープの大部分が遂に発見され、OKテイクが作品中の使用、未使用を問わず現存曲を全て網羅した2枚組CD。音楽は「網走番外地」など'60年代東映アウトロー映画で活躍した八木正生。ジャズ・ロックを基調としたシャープなサウンドに彼の妙味である繊細で瑞々しいメロディが最大限に発揮された内容といえ、特に二人のヒロイン・葉子と紀子のテーマなどは聴き入ってしまう。本盤には八木の楽曲の他、ボーナス・トラックとして伝説のイベント『力石徹告別式』に向けた「あしたのジョー」、「力石のブルース」といった1970年キングレコードにて発売した幻の発禁曲を収録。解説書には寺山修司による「力石のテーマ」の直接原稿や予告編を採録した「あしたはどっちだ!」コーナーも掲載されており、見応え充分な内容となっている。


マッハ Go Go Go ミュージックファイル Round-1

2002年作品。名作・傑作を多数産み出した、タツノコプロ制作により1967年から1968年まで放映され、当時の子供たちに絶大な人気を誇ったレースアニメの金字塔的作品『マッハ Go Go Go』の第1弾となるサウンドトラック盤。第1話から第15話までの音源より音楽的にみて充実している作品を選んで組曲形式にし、その間を放送順に各話の印象深い楽曲で埋めるというスタイルで構成されている。音楽は、越部信義が主題歌を含む全てのスコアを提供しており、疾走感あふれるスピード・ミュージックが満喫できる内容となっている。


マッハ Go Go Go ミュージックファイル Round-2

2002年作品。『マッハ Go Go Go』の第2弾となるサウンドトラック盤。こちらは第16話から第52話までの音源より厳選された楽曲を中心に、「Round-1」には未収録の放送当時発売されていたシート版主題歌とエンディング・テーマ、さらに国内盤初となる海外版主題歌が収録されている。全編に流れるアダルトでジャージィな音楽は前作同様、制作から35年経った今も色褪せることがない。尚、ブックレットには解説・作品資料のほか、総監督・笹川ひろしと演出を手掛けた九里一平の対談形式インタビューも掲載されている。


ジャイアントロボ ミュージックファイル

1998年作品。東映東京製作所によって昭和42年制作された特撮テレビ映画『ジャイアントロボ』の音楽集。本盤は、山下毅雄が担当した現存するオリジナル音楽テープ4本から、主題歌・副主題歌関連の一部を除き全曲収録となっているため、『ジャイアントロボ』のために作られた音楽の全貌をほぼ把握できる内容となっている。従来の山下氏の音楽の特色であるジャズで軽快なリズムや都会的な大人のムードといった要素がやや後退し、代わって重いリズムとパーカッション主体の力強いアレンジが目につく仕上がりである。全78曲収録で、当時プロデューサーだった平山亨のスペシャルエッセイも記載されている。


宇宙エース ミュージックファイル

2002年作品。1965〜1966年放映された『宇宙エース』の音楽集。音楽は小森昭宏が担当。母星パールム星が氷河期に入り、移住できる星を求めて飛び立ったパールム星人の移民船団からはぐれ、地球に漂着したパールム星人のわんぱく王子エースが、騒動を起こしつつも地球のため、しいては宇宙のために戦う姿を描いたタツノコプロの記念すべきテレビアニメ第一作。本作は、37年という長い年月を経過し、かなりの本数のテープが行方不明になってしまっているにも係わらず、また現存するテープもカビの影響や湿気のためにワカメ状になっていたり、粘着テープでマスターテープを切貼りしてしまっているため、古くなって切れ易くなっていたりという状況の中、制作スタッフの地道な努力によって制作・編集された労作である。主題歌「星の炎に」のオープニングサイズ、エンディングサイズ、レコードサイズ(フルサイズ)が収録されているほか、ボーナストラックとして本邦初の未発表主題歌も3種類収録。ブックレットには作品と楽曲の詳細な解説も掲載されており、見どころも多い。


紅三四郎 ミュージックファイル

2002年作品。1969年4月から9月までの半年間放映された『紅三四郎』の音楽集。真紅の柔道着に身に包んだ主人公・紅三四郎が父・正五郎を倒した義眼の男(片目の男)を捜し世界中を旅して、その先々で待ち受けるバラエティに富んだ曲者達(武術の達人、ミイラ、地底人、猿など)と戦っていく姿を描いたタツノコプロのテレビアニメ第5作。音楽は『マッハGo Go Go』を担当した越部信義。印象深い楽曲を話数順に収録された本作には、美樹克彦によるレアな初期主題歌やLDに収録されなかった初商品化楽曲を含む全65曲が収められている。


OH!体操 / ケダマ

2003年作品。平成14年に岡山放送局(OHK)のキャラクターとして誕生した『OH!くん』。ふんどしがトレードマークの猫らしいが、「OH〜!」というセリフしかしゃべらず、どことなく憎めないキャラが、地元では受けているようで、テレビはもちろんのこと各種イベントに登場するなど、数多くのグッズも販売されており、かなりの人気者となっている。本作は、その『OH!くん』の名を広めるきっかけとなった「OH!体操」のテーマ曲をCD化したものである。「OH!天気」のBGMとして使われている「空はくるくる」なども収録され、全4曲入り。親しみやすいメロディで、一度聴くと思わず口ずさんでしまうこの曲は全国ヒットも夢ではない!と思っているのは私だけではないハズ... さぁ〜 みんなで「OH!体操」をしながら歌いましょう! O, H, K, の, OH!, 体操 〜♪, O, H, K, の, OH!, 体 操 〜♪. おしり, ふりふり, 踊ってる, オトナも, コドモも, OH!, 元気〜♪.


<超マニア向け編>

クレクレタコラ ミュージックファイル

1995年作品。東宝のカルト・キャラクタ−“クレクレタコラ”(1973年から1974年にかけてフジテレビ系全国ネットにて放映)のおなじみミュ−ジックファイルシリ−ズ。音楽を手掛けたのは「仮面ライダー」シリーズを代表とする特撮ヒーローや最近の「ドラゴンボールZ」までのアニメ、また「キイハンター」、「Gメン’75」ほか多くの映像音楽における名曲を世に送り出している菊池俊輔。放送一回あたり約3分という超短編作ということを考慮した音楽設計で、主題歌のインストゥルメンタル以外は一曲1分にも満たないものが殆どであり、極端に短いブリッジ(場面転換の間をつなぐ短い音楽)が約50種類もある。しかし短いながらも”菊池節”のサウンドエッセンスがたっぷりとつまっていることは保証できる。主題歌はもちろん傑作ショ-トミュ-ジックの全てを収録した永久保存盤?
みなさん、買ってクレクレ!聴いてクリャリンコ!!


カリキュラマシーン ミュージックファイル

1999年作品。1970〜78年に放映された子供番組。「ゲバゲバ90分!」の子供版である。本作は日本テレビに保管されていた約1,000曲にも及ぶ膨大な音楽の整理に1年以上かかったらしいが、その副産物としてビデオ2巻も発売されるという嬉しい結果となった。ビデオの方で歌を集めたものは映像とともに聴くことが出来るので、CDの方は主にBGMを集めたものとなっている。シュールなギャグやポップ・アート的なアニメに彩りを添えた宮川泰によるジャズ、ラウンジ、ソフトロック...ゴージャスでキュートなサウンドが大集合!!テーマ曲や“あいつのあたまはあいうえお〜”(「行の唄」)も含む全66曲。宮川節全開で、素晴らしい。♪シャバダビドゥーバ、キョンキョキョン!




<極めつけの逸品!>

円谷プロBGMコレクション・リミテッド・エディション
  
 TSUBURAYA PRODUCTIONS EARLY DAYS CHRONICLE

2000年作品。<ミュージックファイルシリーズ>200タイトル突破記念企画。夢の工房・円谷プロダクションが初めてテレビシリーズを世に送りだした1966年の『ウルトラQ』以来の懐かしくて新しい1960年代から1970年代中盤までの円谷ヒーローに、オリジナルビデオ作品『ウルトラセブン1999最終章』も加えた主題歌&挿入歌(フルサイズ)、代表的BGM、効果音を聴きやすく網羅した円谷作品の原点をたどるミュージック・ヒストリー・ボックスが登場!サウンド・ナビゲーターとして女優・ひし美ゆり子(『ウルトラセブン』アンヌ隊員役)を起用。歌やBGMの間のトラックで作品や時代ごとのポイントを、『ウルトラセブン』『ミラーマン』など多数の円谷作品の音楽を手がける冬木透による新録音の音楽にのせてあなたに語りかけ、夢のタイム・トリップへと誘(いざな)います(主題歌、BGMにナレーションはかぶりません)。CD5枚組+スペシャル・ディスク1枚 計6枚組。予約・初回限定生産CDボックスで、発売元はバップ 品番:VPCD-81334〜9 税込定価:\15,750(税抜\15,000)二度と手に入らないかもしれない!!


<オマケ編>
日本のミュージックではないけど、TVシリーズの決定盤ということで、このコーナーに追加!

Thunnderbirds Are GO
        / Barry Glay's + Cliff Richard And The Shadows

1992年作品。イギリスの数々のTV番組を手掛けたジェリー・アンダーソンの一連の作品に音楽を提供しているバリー・グレイ氏指揮による「サンダーバード」のオーケストレーション(TV版、映画版)12曲に、映画サントラ盤として当時(’67年)EP盤でリリースされたクリフ・リチャード&シャドウズの4曲が追加収録され全16曲入りとなっている。日本でも「サンダーバード」のCDは数々出されているが、1枚のCDにサンダーバードの曲だけが、このボリュームで収められているのは、本作以外にないと思う。また、どのベスト盤にも収録されていない曲”シューティング・スター”も入っているので、まさにサンダーバードの決定盤!といえる。
(発売元:東芝EMI)